賃貸トラブルのために引っ越しを考え始め、それぞれの親に一緒に住むかどうかを聞き、実家を立て替えて二世帯住宅にするために奔走し、ハウスメーカーをそろそろ決めるというところで白紙になりました。
単世帯で家を建てることになると土地代もプラスになります。
そこで建売住宅も視野に入れて探しました。

最終的に注文住宅にしましたが「建売を買っていたら、こんな大変な思いをしなくて済んだのだろうなぁ」と何度思ったことか・・・。
わたしの周りは注文住宅も建売住宅も半々くらい。話を聞いたり自分の経験を振り返ったりしても、どちらが良いとは言えません。
注文住宅か建売住宅それぞれメリットデメリットと、わが家が注文住宅を選んだ理由についてお伝えします。
注文住宅のメリット・デメリット
メリット
- 自分たちに合った間取りができる
- 家が作られていく様子を見ることが出来る
- 時間とお金をかけた分、家に愛着がわく
大変な分、こだわりのわが家ができます。
デメリット
- 土地探し、ハウスメーカー選びと家自体のことを決めるまでも長い
- 家を建てて住めるまでの時間が長い
- 土地+建物だけでなく、仲介手数料や外構など出費が多い
- 予想外の出費が出ることもある
- 家を建てるために、たくさんの時間を費やす必要がある
土地を持っているかどうかでかなりの差が出るかも。
わが家は土地はなし。やっと見つけた土地が市街化調整区域だったので、申請して建築の認可が下りるまでに1年かかりました。
間取りを決めるまでも設備を決めるときにも、毎週末ミサワホームへ出向いて打ち合わせをしました。
壁紙、フローリングの色、シャッターをどうするか、水回りの設備は何をつけて何を省くのか。コンセントの位置はどこにつけるかなどなど、決めることありすぎて疲れた~💦
建売住宅のメリット・デメリット
メリット
- 土地+建物の値段で購入できるので予算が組みやすい
- 注文住宅よりも安く手に入ることが多い
- 気に入った住宅を購入したらすぐに住むことができる
同じ大きさの家を購入するなら建売のメーカーにもよりますが、土地から探した場合は1.000万円くらいの差がでます。
1.000万円の差って大きいです~!
毎月のローンの額も変わるし、返済年月にも大きな差が出ます。
わが家の毎月のローン返済額は11万円。あと2~3万でも安かったら、どんなに生活がラクなことか…。
デメリット
- 間取りは決まっているので、部屋に合わせて家具を選ぶ
- 収納が少なかったり、欲しい場所に窓やコンセントがないことも多い
- 建築途中の経過を見ることができない
- 家の性能は並レベルが多い
注文住宅を購入した知り合いが口々に言っているのが、収納の不足とコンセントへの不満です。
3.11の震災の後に玄関ポーチのタイルが崩れたり、壁に亀裂が入った知人宅もありました。
家の内側を見ることが出来ないのは不安要素かも。
ちなみに建売住宅を選択したいという場合は、家ブログお仲間のマドさんの記事をお勧めします。
建物購入時にかかる金額、デットスペースをなくしたり部屋を広く見える工夫などをされています。

わが家が注文住宅を選んだ理由
わたしは一刻も早く引っ越ししたかったし、選択肢がたくさんあるのが面倒くさくて建売住宅が良かった。
土地探しの協力をお願いしていた不動産会社から「これから建てる建売住宅があって、今なら間取りや壁紙など細かな部分も希望を入れられますがどうですか」と言われたことがありました。
便利な土地で予算内。地域では安さが売りで有名なハウスメーカーで、口コミは良いも悪いもありました。建てる前から携われるなら大丈夫なんじゃないかと思い「ここにしよう」と推したのですが、夫は「いや、やっぱり一からの注文住宅がいい」と。
名の知れたハウスメーカーの安心安全にこだわりたかったみたいです。※名の知れたハウスメーカーだから安心安全というわけではありません。あくまでも夫の気持ちです。
実家との二世帯住宅を考えたときも白紙になったときも、わたしの気持ちを優先してサポートしてくれたことへの感謝の気持ちが大きかった。だから、今度は夫の気持ちに寄り添おうと思いました。
自分たちがどんなタイプなのかを見極める
でも大変でした。タイプ別で考えると、わが家は注文住宅タイプではなかったと思います。
タイプとともに土地ありなど条件も合わせて考えます。
注文住宅が合っている人
- 作りたい家や部屋がある
- こだわりが強い
- 選ぶことが好き
- 夫婦の好みが似ている、または話し合える
- 土地を持っている
家を建てるときに夫婦の意見が分かれて破綻寸前になった友人がいます。
どちらの意見も取り入れて、ちぐはぐな壁紙になった友人宅も。
一つの大きな作品を作るのに、協力できない、趣味が全く違う、寄り添えない場合は注文住宅はお勧めできません。
逆に夫婦で家づくりを楽しめたら、きっと満足できる家ができると思います。
建売住宅が合っている人
- 細かいことを決めるのは苦手
- 作りたい家や部屋のイメージができない
- 予算が限られている
- 早く引っ越したい
まさに当時のわたし。
注文住宅を建てたいと言ったのは夫ですが、細かい打ち合わせやミサワホームのトラブルに関する処理等は全部わたしが担いました。
息子も小さかったし、仕事ももちろんしていてハードで大変だった。子どもの年齢や仕事の忙しさも、家を建てるときの条件として大きいと思います。

建築条件付き住宅などセミオーダー住宅もお勧め
面倒くさいことは苦手だけれど、一生に一度の家づくりだからある程度はこだわりたい。
わたしみたいなタイプには「半注文住宅」「建築条件付き住宅」がお勧めかもしれません。
建築条件付き住宅とは、一定期間内に、指定した建設業者で家を建てる住宅のことです。
指定されている建築業者で建てている家やレビューを確認して、問題がなかったらが大前提なのでご注意を。
どこまでが自由に決められるかは差がありますが、親友宅の間取りはほぼ決まっていて、扉のタイプや壁紙など一部を選択。外構も何パターンかある中から選び、カーポートなどはオプション工事としてお願いする形でした。
建売住宅とほぼ同じ値段で自分たちのこだわりを入れられたと大満足のようです。
ハウスメーカーで建てる場合も、カタログから選んで建ててもらう方法もあります。
家の間取りはカタログから選んで、内装や設備を選ぶセミオーダー住宅なら一から考えなくて済むしコストも抑えられます。
わが家と似た平屋が発売されることになって、納戸はないけれど屋根裏収納つきになるものの、カタログの間取りなら100万円以上値段が下がると言われました。
