「3回建てないと理想の家にならない」
良く聞く言葉ですよね。
3回家を建てれば、失敗を糧にした理想の家が建てられるのかもしれません。

終の棲家にする気で建てました。
理想の家を建てるためにしたことと、それでも後悔していることについてご紹介します。
Contents
友人の成功と失敗の話をメモ
家を建てた友人や知人に「こだわったところ」と共に「失敗したなと思うところ」も教えてもらいメモしていました。

第1位 収納
もっと収納を作っておけば良かった、とほぼ全員が言っていました。
予想以上に足りなかった。収納家具が部屋のスペースを大きくとってしまって、窮屈に感じる。
何をどこに入れるのかを考えてから収納を作れば良かった。
建売だから仕方がないけれど、もっと収納が欲しかった。
そんな声が多かったです。
第2位 コンセント
掃除機が届かないところがあって、延長コードを使っている。キッチンにも必要だった。
ダイニングに照明を付けてみたら、ダイニングセットの場所と位置がずれてしまった。
家の外にもコンセントをつければ良かった、などなど。
第3位 駐車場
子どもが大きくなって免許を取ったら駐車場が必要になって、借りることになった。
庭を潰して駐車場を広げた。
自家用車数+1台の余裕があったら良かったなぁという声がたくさんありました。
ここは住んでいる地域や家族構成により違うと思います。
(少数派ですが)なるほど、と心に残った後悔
- 外壁の色をアクセントにしようと淡いピンクを選んだ。外壁見本ではこれ!と思ったけれど、家全体になったら印象が違った。
- 二階リビングで一階を寝室にしたけれど、下に降りるのが面倒くさい。二階に寝室も作れば良かった。ワンフロアがベスト。
- ウォークインクローゼットを広く作ったけれど、上手く活用出来ずに中がごちゃっとなっている。
- 床の色を白にしたら落ちた髪の毛が目立つ。
友人の反省から、わが家がこだわったこと
収納をたくさん作った
わが家の主な収納は蔵収納(6畳)・納戸(4.5畳)・寝室クローゼット(2畳)・階段下収納。
蔵収納があれば納戸はいらないのではとも思いましたが、キャンプやサーフィンなどアウトドア用品が多いので、天井の低い蔵収納では入りきらないものがあると思いました。
玄関横に納戸があるので、ミニクローゼットも置いて、外出時の鞄や上着なども置くことが出来て便利です。
コンセントの数と位置
コンセントは家具配置を考えて設置したい場所を、ミサワホームへお願いしました。考えていたところ+「ここにもあった方がいいですよ」とアドバイスをもらってたくさん付けました。
外にもコンセントを2ヶ所設置しました。電動のこぎりや高圧洗浄に活躍しています。
駐車場
駐車場は土地探しの時に車三台分置けるところを前提に探しました。
市街化調整区域で無駄に広い土地なので、その部分は心配ありませんでしたが、広いと逆に整備(土間コンクリート工事代)にお金がかかることが分かりました。
外壁
選んだ外壁を貼っているお宅を教えてもらって、実際に見に行きました。白でも凹凸具合で印象が違うので、目で確認出来たことは良かったです。
ワンフロア
2階建てを考えていましたが、予算や土地の都合+「ワンフロアがいいよ」と言う友人の声も後押しして平屋になりました。
玄関からリビングと収納部屋、リビングから水回りや寝室と回遊できるように部屋がつながっています。
コンパクトなので家事同線的にも便利です。
クローゼット
ウォークインクローゼットが主流でしたが、あえてクローゼットにこだわりました。
収納が下手なので、何でもぶち込むタイプのわたしにはカオスになると感じたので。
クローゼットについて
家の写真をたくさん撮る
カメラを片手に家々を撮りまくっていました。怪しい人でした。
知識がないわたしには「この家なんかいいな」の何かも「この家なんかヘン」の何かも分かりません。
撮影した写真をミサワホームの営業に見せて「この家の壁いい」「この家の雰囲気が好き」「この家すごくヘン、どうして?」と伝えました。
ある家の屋根にものすごい違和感を覚えて、写真を撮りました。そして営業に見せました。「この家は切妻屋根なのに、一部が寄棟ですね」言われて見たらその通りでした。
写真を撮ることが、家造りの勉強になりました。撮っていくうちに分かったこと。
- 家の形は複雑よりもシンプルが好み
- 壁(サイディング)の質感は凹凸が深いもの
- 縦張りよりも横張りの方が好み
- 屋根の形もシンプルが良い
外観を撮影する分には違法性はないようです。参考にさせて下さった皆さま、盗撮たよらこをお許し下さい。
夢のマイホームプランを作成
どんな家が欲しいのかを夫と一緒に考えて書き出し、ハウスメーカーに渡しました。
まだどのハウスメーカーにするか決まっていない時です。
夢に描いたプランの一部です。
理想が叶った部分
- 靴の数が多いので大型収納が欲しい。
- 一階にサーフボードやキャンプ用品、スノーボードなどを置ける場所(納戸または土間)が欲しい。
- トイレ・洗面所・バスとリビングがスムーズな導線でつながる間取り。
- リビングとキッチンはつながりつつも、キッチンシェードで手元が見えにくいデザイン。
- キッチンには地震対応型大型収納希望。
諦めた、または変更した部分
- ベランダは広くて寝室とつながった間取りで。共働きなので、雨の心配がないように屋根を付けて下さい。
- 吹き抜け(リビング)+ファミリーホール(二階)やミニ書斎・ロフトなど家族の様子や空気の伝わる間取りを希望。
- 庭は少なく外構はシンプルに。
ベランダなくてよかったと思っています。現在完全室内干しなので(笑)
変更になった部分も含めて、愛すべきわが家です。
愛すべきだけれど、ここは後悔…と思う部分もあります。
家づくりの後悔色々
GL設定の後悔
土地と建物の高さの設定をGL設定と言います。
「GLはゼロで良いのでは」と提案されて、了承しました。
周囲と同じくらいの嵩上げはいらないにしても、もう少し上げておけば良かったなと後悔しています。
壁紙の後悔
部屋の9割以上が同じ壁紙を貼っているのですが、柔らかくて傷付きやすいのです。もっと固い材質を選べば良かったなぁと思っています。
【ミサワホームの家づくり】こだわりのキッチンシェードと壁紙の後悔
照明選びの後悔
コストダウンを一番に考えて、後付け照明も加えました。
暮らしてみて分かったことは埋め込み照明と後付け照明は、価格だけでなく印象もメンテナンスも違うということでした。
外構エクステリアの後悔
こちらも予算がなくて後回しにしたものです。 時間をさいて考えたものに後悔はないのですよね。適当に考えてその場しのぎで選んだものは後悔が大きい。
雨樋の色や設置場所の後悔
完全に盲点でした。たくさん写真を撮っていたのに、この部分には目がいきませんでした。 これから家を建てる方には、わが家の失敗を参考にしてもらえたらと思います。
雨樋やエアコンのダクトカバーの色や位置で家の印象が大きく変わる
電気温水器の後悔
わが家は電気温水器を使っているのですが、電気代が高いのです。
初期投資をケチったつけですが、エコキュートにしておけばよかったと後悔しています。
電気温水器はブレーカー契約を10kvAに出来ない⁉エコキュートにすれば良かった…と後悔
まとめ
わが家は大家の代替わりで賃貸トラブルが起きて、仕方なく家づくりを始めました。
家づくりまでの準備期間は短かったけれど、友だちの成功と失敗を聞いてメモしたり家の写真を撮ってみたり。
住宅展示場だけでなく、内覧会へ足を運んで実際の家もたくさん見ました。
それらを元に、どんな部分を大切にしたいかのリストを書き出しました。
もっと時間をかけてじっくり考えたかったけれど、出来る範囲内で家作りと向き合えたと思っています。
それでも後悔はあるけれど、ドンマイかなと。
