家づくり

子ども部屋を与える時期|子どもと一緒に部屋作り

家を建てる=子ども部屋を作ることが多い中、わが家は『当たり前の子ども部屋』にこだわらないことにこだわりました。

子ども部屋を与えたくなかったわけではなく、ただ与えるのでもなく、一緒に作ったら楽しいだけでなくてたくさんの効果がありました。

子ども部屋をどう与えるか、いつ与えるかに迷っているかたに読んでもらえたら嬉しいです。

子ども部屋にこだわらない居場所作り

将来子ども部屋になるかもしれない部屋は「多目的室」として作りました。

多目的室は趣味を楽しんだり、来客の寝室として使おうと考えていました。

家が出来、希生が友だちを連れてきて「けいの部屋どこ?」と聞かれると「ぼくの部屋はないんだー。多目的室で遊ぼう」という変な会話にはなりましたが、それを気にする子ではなかったし、わたしも夫も子ども部屋がないことが可哀そうだとは思いませんでした。

希生の居場所はたくさんありました。

スタディコーナー。

スタディコーナー

リビング。

リビングラグ

蔵。

蔵入り口

自分の部屋はなくても、心地よい場所と一人になれる空間があれば十分と考えました。

一階蔵のメリットは1.5階ができること

多目的室は1階に作った蔵の上なので、平屋だけれど階段を8段上がった場所にあり1.5階と呼んでいます。

階段

当初は壁で仕切らず、ロフトのようにリビングとつながるようにしようかとも考えました。

部屋がつながると解放感が出ます。

ミサワホームカタログ

SMART STYLE(スマートスタイル)「A」 HIRAYA|スマートなふたりの平屋|ミサワホームパンフレットより

最終的には、希生が大きくなったときのことを考えて壁をつけました。

代わりに扉を開けておけるように引き戸にし、窓を設置。

1.5階窓

程よい距離感を保ちながら風も光も通ります。

子ども部屋を与える時期は?

職場の園児に聞くと、3歳~5歳でも自分の部屋がある子が結構います。

子ども部屋ってなんのために必要ですか。

  • 一人で寝られるようになるため
  • 勉強を静かな環境でするため
  • 自分のものを自分で管理できるようになるため

部屋を与えることで、できるようになるきっかけになるかもしれない。

でも、与えればできるようになることではないです。

自分で管理ができない状態で部屋を与えても部屋は上手く活用されないし、ぐちゃ~となることは目に見えています。

小さなコーナーから管理できる範囲を少しずつ広げ、自分で眠れるようになり、学校に行く準備がもできるようになる。

プロセスを踏んで自分のことが管理できるようになったときが、部屋を与えるのに良い時期だと思います。

管理ができるようになっても、本人が必要としなければ無理に与える必要はないのです。

わが家は中学生になってからでした。一人っ子なので、どこにいても静かで居心地がよかったからだと思います。

家族構成やその子の特性にもよりますね。

子ども部屋を一緒に作る

子どもと一緒に作る部屋作り、どんな工程を踏んだのか書き出してみます。

テーマカラーを決める

「どんな部屋にしたい?」と希生に聞くと「シンプルで居心地がいい部屋にしたい」と言いました。シンプルでリラックスできる色をイメージしたら青だったようです。

カーペットを青に、壁が白なので、家具を黒にすることにしました。

部屋の形とイメージに合うカーペットを探す

フローリングにはカーペットを敷くことにしました。

入り口が引き戸のため、一部窪んでいます。その凹凸にぴったり合うものは、オーダーでないと合いませんでした。

実店舗でのオーダーカーペットは高めで、好みの色も見つからなかったのでネットで探しました。

形を自由に作れるオーダーカーペット「シンコール」を発見して、生地サンプルを取り寄せました。現在、25色から選べます。

素材:ナイロン100% 裏材:ジュート

毛足の長さ:4.5mm ループパイル

全厚:6.5mm

機能:防炎加工、防ダニ・抗菌加工、制電加工、防汚加工

日本製 ※商品紹介欄より引用

生地サンプルは1色につき81円で、10点まで取り寄せ可能です。

生地サンプル

テーマの青からグレーを取り寄せました。

並べると色も触り心地の違いも分かりやすかったです。

希生が選んだ色は中央のディープブルー。

6畳部屋で、サイズは352㎝×260㎝。引き戸の部分の窪みをつけました。

当時26.496円(税込み)でした。

ラグサイズ

おおよその見積もりは、商品の画面でサイズを入れて計算出来るようになっています。

1.5階引き戸

引き戸部分の窪みピッタリに仕上げてもらえました。引っ掛かってストレスになることはありません。

必要な家具を考える

部屋に必要なものを一緒に考えました。

  • 机と椅子
  • ベッド

ベッドは寝室にあるものを移動すればOKね。

机はどうしようか。スタディコーナーから移動する?

希生が出した答えは「勉強はスタディコーナーでしたい」「自分の部屋の机は簡易的なものでいい」でした。

ちょうどニトリで購入した机の天板が劣化してイケアに買い替えたので、古い机を1.5階に移動しました。↓移動した机(机は右、椅子は左)

旧デスク&椅子

【イケア家具】リビングにスタディコーナーを作りました!リビング学習の効果は?

棚はイケアKALLAXのブラック

購入したのは、KALLAXのブラックです。

夫が補助しながら、希生が組み立てました。

最初は上手く使えなかった電動ドリルも上手に使えるようになりました。

1.5階棚

この棚、縦にも横にも置けます。一部に扉や引き出しもつけました。

すぐに必要でないものはゆっくりと揃える

大きなものは出来たので、カーテン、時計、壁面の絵などは急がずに少しずつ足していきました。

ポストカード1枚さえ、じっくりと選びました。

希生は消しゴム1つもこだわる子で、選択することを楽しんでいました。

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1.5階インテリア

わたしは寄り添ってワクワクしながら、希生の選択を邪魔しないようにしました。

どんなものを選んだっていいよ。

正解も不正解もないんだもの。

自分が選んだもので自分の場所が作られていくなんて、こんなに楽しいことがあるかしら。

部屋を作る過程で育まれる力

自分の部屋がほしいと感じて言葉にすることがすでに主体的。

どんな部屋を作りたいかを考えることは創造力。

自ら選択したもので作られていく部屋(居場所)は、安心感も自己肯定感も育みます。

「気づいた時には自分の部屋がある」って幸せですが、

「自分が参加して部屋を作る」って贅沢で楽しいです。

子どもと一緒に部屋作り、ぜひ
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