わが家は中学生になってからでした。
家を建てるときに子ども部屋を作ることが多いと思いますが、あえて子ども部屋としては作りませんでした。
子ども部屋にこだわらない居場所作り
後々子ども部屋になるかもしれない部屋は「多目的室」として作りました。
それぞれの趣味を楽しんだり、来客の寝室として使おうと考えました。
息子の居場所はたくさんありました。
自分の部屋はなくても、心地よい場所と一人になれる空間があれば十分だと考えていました。
1.5階に多目的室
わが家は平屋ですが、1階に蔵があるため蔵の高さ分=8段の階段があります。
階段を上った場所は1.5階です。
リビングと窓でつながるこの部屋を、多目的室としました。
息子が友だちを連れてきたときの遊び部屋にしたり、わたしが楽器の練習をしたり、夫がプラモデルをしたりとその時々に応じて使える部屋として。
子ども部屋を与えるタイミング
職場の子どもたちに聞くと、3歳~5歳でも自分の部屋がある子がいてびっくりします。
子ども部屋ってどんな目的があるのでしょうか。
- 一人で寝られるようになるため?
- 勉強を静かな環境でするため?
- 自分のものを自分で管理できるようになるため?
部屋を与えることで、できるようになるきっかけになるかもしれないけれど、与えればできるようになることではないようにも感じます。
小さな場所から管理できる範囲を少しずつ広げるなど、プロセスを踏んで自分のことが管理できるようになったときが、部屋を与えるのに良い時期だと思っています。
また、管理ができるようになっても、本人が必要としなければ与える必要はないのではと思っています。
自分の部屋がほしい
「自分の部屋が欲しいな」と息子が言ったのは、中学生になってからでした。
そこで、一緒に部屋作りをしていきました。
- テーマカラーを決める:「シンプルで居心地がいい部屋にしたい」からイメージを膨らませて、イメージカラーは青に決まりました。
- カーペット探し:入口の一部が窪んでいたので、窪みに合うカーペットをオーダーしました。
形を自由に作れるオーダーカーペット「シンコール」を発見して、生地サンプルを取り寄せました。現在、25色から選べます。
素材:ナイロン100% 裏材:ジュート
毛足の長さ:4.5mm ループパイル
全厚:6.5mm
機能:防炎加工、防ダニ・抗菌加工、制電加工、防汚加工
日本製 ※商品紹介欄より引用
テーマの青からグレーを取り寄せました。息子が選んだ色は中央のディープブルー。
352㎝×260㎝で当時26.496円(税込み)でした。
机や椅子、ベッドなどは今まで使っていたものを移動しました。
- 棚を買う:イケアKALLAXのブラックを購入しました。組み立ても本人が楽しみながら作っていました。
カーテン、時計、壁面の絵などはゆっくりと探して加えていきました。
男の子の一人部屋はいつから?
いつからという正解はありませんが、わが家は息子がほしいと言ったタイミングで与えました。
自分がこうしたいと選べるようになってからの子ども部屋作りは楽しかったですよ。
自分が選んだもので自分の場所が作られていくなんて、最高ですよね。
いつ与えるかとともに、どう与えるかをじっくり考えるきっかけにしてもらえたら嬉しいです。