キエーロコンポストとたい肥型コンポストは似ているようで全く違うのですが、箱は同じものを使うこともできます。
わが家のコンポストはキエーロとしてスタートしたのですが、今はたい肥型コンポストとして使っています。
コンポストを始めたいけれど、どうやって作ればいいか分からないというかたのヒントとなるよう、わが家のコンポストのサイズや注意点をお伝えします。
コンポストサイズ
わが家のコンポストは横80㎝、奥行55㎝、高さ60㎝ほど。
容量はあればあるだけ生ごみを入れられますが、中に入れる土も大量になりますし、手入れも必要なので、十分かつちょうどいい大きさと感じています。
素材
木材を使用しました。
劣化防止のため、塗料も塗っています。
屋根にはポリカーボネートを使用。

屋根設置前
ポリカには波板ビスが必要です。
蓋を開けた状態に保つための装置に苦戦しました。
後ほどご紹介します。
メモ
キエーロは好気性発酵ですが、コンポストは好気性発酵、嫌気性発酵どちらのタイプもあります。
嫌気性発酵を活用する際は、透明な蓋も風通しの必要もありません。
ですが嫌気性発酵は虫がわきやすく、たい肥化までの時間もかかると聞いたので、わが家では好気性発酵(=酸素を必要とする微生物を活用)を選択しています。
木製は腐る?
雨ざらしにすれば腐ります。
わが家は庭の中央に置きましたが、半屋根の場所に置いたらよかったなと感じています。
容量が多いと土の重さで箱が壊れやすいため、L字金具をコーナーに付けました。
木製箪笥をリサイクルしたレイズドベットは一年半で壊れました。
しっかりした釘打ちが必要だと思い知らされました。
大事なポイントは日当たりと風通し
日当たりと風通しが必須なので、半屋根に置くとしても日陰に置かないようご注意を。
蓋と本体の間に10㎝ほどの隙間を設けました。
屋根は斜めにして、水が流れる形にしています。
蓋の開閉装置
一番苦労したのが、蓋を開けたままにしておく装置。
最初の形は支え棒が細くてすぐに折れました。
その後、金具を使った開閉装置をつけまして
使えることは使えるのですが
隣に立っているアイアン製ガーデンポールに引っかけて使っています(安全性高くないのでおすすめはしません)。
コンポスト完成までの道のり
以前作ったたい肥枠を庭のリセット時に、職人さんにお願いしてコンポストにリメイクしてもらいました。
できたものがこれでした↓
余分なところを切って、蓋をつけ
色を塗って
庭に設置しました。

リセットしたばかりの庭
たい肥枠以外に段ボールコンポストなどにも挑戦したこともあるのですが、上手くいかず続かずでした。
プラスチックケースもトライしましたが、バキバキに壊れました💦
コンポストの失敗談や、キエーロから堆肥型コンポストに切り替えたことなどは別記事に書いています。
作るとき、設置時の注意点まとめ
- 木は朽ちるので置く場所(水はけと日当たりがいい)や材質などを考慮する
- 屋根は光を通す素材
- ポリカには波板ビス
- 空気が通るすき間を作る
- 土が入ると外側に向かう力が加わるので、釘打ちはしっかりと
- サイズは大きすぎず、小さすぎずを目指す
コンポスト作ってよかったこと
木製コンポストはハードルが高いと思い込んでいて、他のコンポストを試してきたのですが、今はなぜそう思っていたのだろう?と。
もっと早く始めていたらと思います。それくらい、コンポストのある暮らしが快適で楽しいです。
コンポストメリット
- 生ごみを捨てずに済み、たい肥として生まれ変わる
- ごみ出しの手間が省ける(週に2回→週に1回へ)
- 室内のごみ箱が臭くならない
- たい肥代の節約
- 環境に優しい
木工が苦手なかたは木工教室の活用や、りんご箱や既製品の活用なども視野に入れると気軽にスタートできるのでは。
コンポスト補助金に材料代で申請したのですが、わたしの住む地域では「コンポストという商品でないと対象にならない」と言われました。
補助金欲しくて作ったわけではないのでいいですが、少しモヤっとしました。
気になるかたは、お住いの地域の補助金について調べてみて下さい。
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