今やっと木製コンポストを設置してコンポスト生活を楽しんでいますが、何年もさまよって失敗もしました。
失敗から学んだことと、現在使用しているコンポストについてご紹介します。
Contents
段ボールコンポストの失敗
コンポストが欲しい…と思って検索していたら、段ボールでコンポストが作れる情報を目にしたので作ってみました。
かなり前なので写真が少ないのですが、段ボールに黒土を入れて屋根を自作しました。
段ボールが小さくて生ごみを入れたら当分は次のゴミが入れられず、循環していかないため使用しなくなりました。
そのうち木々に囲まれて開かずのコンポストに💦
庭のリセット時に撤去してもらったのですが、中からヘビの赤ちゃんがたくさん出てきました💦💦
失敗から学んだこと
- 小さすぎるサイズのコンポストは循環速度が遅い
- 段ボールは雨に濡れると劣化して、土が乾燥しないため循環も遅くなる
- 段ボールが劣化してグニョグニョになると動かすことができなくなる
- コンポストを放置するとヘビが住みつく可能性がある
大型コンポストの失敗
次に作ったのはコンポストというか、たい肥枠。
自然農を始めてから草を捨てることができなくなり、庭のあちこちに草の山ができてしまいました。
そのため、草木が土に戻る場所を作りました。
木を買ってきてペンキで防腐剤を塗り、組み立てました。
DIY初心者のわたしにとっては、頑張ったのですが造りが荒いです💦
畑の隅に置いて、黒土も入れました。
こんなに大きな枠にもかかわらず、あっという間に草木でいっぱいになり、循環しきれませんでした。
失敗から学んだこと
- 大きいサイズだと黒土も大量に必要となる
- 草木が土に戻るのは生ごみよりも時間がかかる
- 土に戻ったもの(下層部)を取り出す工夫が必要だった
コンポストの種類
- 土中式→地面と直結しているタイプ
- 密閉式→蓋がしっかりとしまる嫌気性タイプ
- 電動式→電気を用いて分解するタイプ
- 野ざらし→ミミズの力を活用して分解するタイプ
- 地埋め型→畑や土にそのまま埋めるタイプ
- バッグ型→コンパクトな都市型
- キエーロ→風と太陽と土を用いて分解するタイプ
現在使用しているコンポスト
わが家のタイプはキエーロです。
ポイント
- 太陽、水、空気の力で微生物の動きが活発になり、生ごみ等を分解してくれる
- 虫や臭いが発生しにくい
- 生ごみの水は蒸発するため、土の量はほぼ増えない
- 土は堆肥として利用できる
大型コンポストを小さくして再利用しています。
リサイズは庭リセットをしてくれた職人さんにサポートしてもらい、屋根は後付けしました。
横80㎝、奥行55㎝、高さ60㎝ほどで、ちょうど良いサイズ✨
キエーロの活用ポイント
- 太陽がよく当たる場所に設置
- 水はけのよいところに設置
- 屋根は光が差し込みやすい透明の波板がおすすめ
- キエーロ本体に空気の通り道も必要です
- 全体の水分量は60%が適切
- 表面は乾いている状態にする
わが家のコンポストは水はけとヘビよけのために、コンポストの下にグレーチングを敷いています。
コンポストをどこで購入するか
理想のコンポストに出逢うまえ何年もかかってしまいました。
コンポスト生活をはじめてみたら、もっと早くスタートできたらよかった…と思うほど快適です。
布製コンポストやプラスチック製のコンポストならお手軽に始められますが、スタートするなら木製で…と感じている人も多いのでは。
そんなかたに、どこでコンポストを手に入れることができるかをお伝えします。
コンポストワークショップ
コンポストワークショップが、今あちこちで開催されています。
自分の手で作ると愛着がわきますが、一から自分で作ろうとすると大変ですよね。
材料を揃えてくれて、作り方を教えてもらえたら最高。
ワークショップは「コンポスト ワークショップ 〇〇(お住いの地域)」で検索してみてください。
りんご箱の利用
りんご箱を利用すると、箱を作る手間が省けます。
木を焼いてあるタイプや
塗装をしてある箱もあります。
箱に屋根をつけて、黒土を入れたら完成です。
完成品を購入
わたしが段ボールコンポストを作ったころは、検索しても完成品はほとんど出回っていませんでしたが、今は色々なタイプのコンポストが売られています。
コンパクトながら国内産の杉板で作られていて、かわいいコンポストや
下部に引き出し口がついていて、使用したい分のたい肥が取り出せるタイプもあります。
コンポスト生活のメリット
袋に入れて捨てる量は以前の半分以下になりました。
生ごみはもちろん、枯れた花や紙、油も入れられるんです。
コンポストからは土に還した種から発芽もしたりして、コンポスト生活とっても楽しいです。
生ごみは水分が多いため、水を火で燃やすことをイメージすると想像できると思うのですが、たくさんのエネルギーが必要になります。
地球のために、今できることを楽しみながらトライしていけたらと思います。