美味しくて安心安全な野菜が食べたくありませんか?
無農薬野菜を育てるって難しいと思いがちですが、そんなことはありません。
自分の庭で無農薬の野菜を育てることが可能です。
土を信じて種を信じて、育つのを信じる「自然農法」で無農薬野菜を作りましょ。
雑草を頑張って抜きすぎず、肥料代もかからないなんて、どうして今まで頑張りすぎていたんだろうと目から鱗ですよ。
畑の雑草対策
畑と言ったら、こんな光景を想像しませんか。
きれいに整えられた畝に並んだかわいい野菜たち。
わたしはこんな畑をイメージして、長い間整えようと頑張っていました。
一生懸命に手入れしているつもりでも、土をふかふかに保つことって難しい。
元気でかわいい野菜を育てるって難しい。
雑草がない状態を保つことも難しいです。
特に夏は雑草を抜くために、かなりの時間を使います。
今年に入ってから知ったことですが、雑草を抜くから余計に土が固くなるんですって。
逆に雑草が残っていると土を耕してくれるなんて、ウソ~ン💦
雑草は根っこから抜くのがベストだと思いこんでいたのですが、実は根を残して上部分だけを取る方法がいいそうです。

栄養分はとられます。とられるけれど、土を耕してくれる。
栄養をとられないために根っこから抜くと土が固くなります。
どちらが作物によい影響を及ぼすのでしょうか。
自然農法で作る野菜のメリットデメリット
わたしは自然保育の幼稚園に勤務しています。園では子どもも作物も、自然の中で自然に育てます。
最初はびっくりしたんです。イメージしていた畑とかけ離れていたから。

周りに雑草がいっぱいだし、畝も結構ザツ…。
こんな状態で元気な作物ができるの?
半信半疑だったのですが、新しい方法にワクワクしました。そして、なんとじゃがいもが大豊作。


雑草を抜いている畑

草だらけの畑
昨年までは雑草をなるべく抜いて、きれいな状態を保つことに力を使いましたが、今年はやめました。
雑草ももりもりだけど、野菜ももりもり育っています。
トマトの芽かきもあんまりしていないけれど、わんさか採れます。
自然農法は基本的に、不耕起・無農薬・無肥料・無除草。
耕さず、農薬も肥料も使わず、雑草も一切抜かないというわけではなく、作物の育ちに合わせてサポートします。
ある程度は耕し、苗が小さいときは雑草もなるべく抜きますが、大きくなってきたら放置または根を残して上部を取ります。
取った草は捨てずに作物を暑さからカバーするために根元にかぶせます。
雑草に負けないようにと自らの生命力で大きくなる野菜は、個性はあるけれど(=きれいな形ではないことが多い)みずみずしくて美味しく育ちます。
デメリットは人間がたくさん食べるために大きくする肥料を使わないので、収穫量は少なくなります。
コンポストや生ごみ堆肥で肥料いらず
長い間化学肥料を使ってきました。安くて作物が簡単に元気に育つから。
化学肥料が悪いというわけでないのですが、人間の抗生物質と同じように自ら元気になるというよりも肥料(薬)の力で元気にする効果になります。
使い過ぎると土が固くなるデメリットもあり。
わが家の畑は引っ越し当時と比べてカチコチです。
そこで化学肥料をやめました。長い間使ってきたので、土が本来の土に還るまで相当な時間がかかるかもしれません。
肥料の代わりに始めたのが、生ごみ堆肥です。
コンポストを設置しようと思ったのですが、値段的なこととコンポストも最終的にはごみになることに気づいてやめました。

フードプロセッサーで生ごみを粉砕する

粉砕したものを畑へ
収穫量は少なくても、本当の意味で元気な畑にしたいです。
頑張らなくても作物は育つ
きれいで雑草のない畑を作らなくちゃ!と思っているかたへ。

放置ではなく、子育てと一緒で手をかけすぎず、作物と会話して不足を補う。自ら育つ力を信じる。
野菜って値段の上下が激しいし、コロナで買い物回数を減らすために、まとめ買いすることも多いですよね。
